2/25(火)松籟



生徒会誌「松籟」が出来上がってきました。「しょうらい」と読みます。今まで考えたことがありませんでしたが、この原稿を書くにあたって調べてみました。
 広辞苑:しょうらい 松籟 松に吹く風。また、その音。松韻。
 明鏡国語辞典:しょうらい 松籟 ①松の梢に吹く風。また、その音。松韻。松濤。
                      ②茶の湯で茶釜の湯が煮えたぎる音。

茶釜のお湯の音はともかく、松に吹く風ってまったくイメージ湧きません。松林のそばに住んだことないからな。しかしながらさすが現代。ググってたらちゃんと動画があって音が聞けました。想像よりもざわざわとした音でした。

 さて、そんなタイトルの松籟ですが、72号とあります。戦後間もなくの1953年から発行されているということになりますね。生徒会の活動を振り返って新旧の役員さんが報告を寄せたり、松尾祭の係長の文章や、班活動の紹介もあってなかなかのボリュームです。いつも人気なのが卒業生の一人一言。卒業学年の先生方の文章もよく読まれているようです。

 松籟を持ってきてくれた正副委員長さんに感想を聞いてみると、「めっちゃ大変でした。とにかく原稿集めが大変。全然集まらなくて、、、」
との言葉。苦労が伝わってきました。

 それでも立派な冊子になって、しかも卒業式まで数日を残しての発行。素晴らしい。ありがとうございました!


  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月25日19:17

2/21(金)東大特別授業



全日制定時制ともテスト最終日。
全日制一年生向けの東大特別授業が行われました。
東大の宇野先生にはこれまでも何回かご講義をいただいています。
授業前にちょっとだけ校長室にお寄りいただいてお話をさせていただきました。宇野先生のゼミは定員30人のところなぜか500人が聴講しているそうです。そのうち100人くらいは留学するとのことで留学を考えている学生にも人気のゼミとのことでした。留学と言えば先日テレビでやっていたボスキャリについてお聞きしてみたところ、その参加者のうちかなりの学生が宇野ゼミ出身なのだそうです。ボスキャリというのはボストンで行われる海外留学生向けの就活イベントで世界中から就活生が集まってきて企業の担当者と濃密な懇談を経て内定をとっていく様子が番組で紹介されていました。学生達の意識が高く迫力があって印象的でした。そういった学生を育てるゼミは刺激的なのでしょう、参加した生徒たちの食いつきも良く感じられました。
 以前紹介したこのイベントのポスターを以前の参加者が作ってくれたお話をしたところとても喜んでいただきました。
 学びのモチベーションになったことと思います。

  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月22日01:00

2/20(木)WWL通信

レターボックスに最新版のWWL通信を入れていただいていました。
2月1日のGS報告会と5日の延平高級中学の訪問が特集されています。
 GS報告会では、今年から発表に対するコメントやアドバイスを発表者にフィードバックする試みに挑戦してくださったそうです。ポジティブなコメントが大半だったこと、発表者へのリスペクトが感じられたことが書かれていました。これは、すばらしいですね。発表しただけだとそこでは終わってしまう感じがあると思いますが、後からコメントがもらえればまたさらに考えるきっかけにもなると思います。当日、コメント記入の時間がきちんと設けられていたのはそういう意図があったんですね。 
 係の先生方がいつも議論を繰り返してより良い方策を探っていただいていることに感謝です。

  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月20日23:33

2/19(水)図書館

 久しぶりに図書館に行きました。ゴマ粒ほどのアイディアを卒業式の式辞5分まで育てるネタ探しです。ついでに池井戸潤も借りました。下町ロケットや半沢直樹のドラマ原作で有名な作家です。確実に没頭して読める本です。何回も読み返すことはあまりないので、図書館で借りたり、購入したら新しいうちにメルカリで手放したりしていますが、好きな作家のひとりです。久しぶりの図書館は雰囲気が違っていました。ネタにしたいことがあったので、普段あまり見ないコーナーに行ってみたからかな。お目当ての本は見つけられず結局司書の先生の助けを借りました。予想したコーナーではないところからあっという間に3冊も関連本を探してくれました。池井戸潤も入れてトータル8冊借りました。式辞まですくすくと成長してほしいです。

 
放課後、レターボックスに最新の図書館報が入っていました。委員による本の紹介や先生方による本の紹介が掲載されていて全8ページの力作です。図書委員会の活動報告も掲載されています。どの紹介文も大変興味をそそられました。読んでみたいと思わせるのだから立派に存在意義を果たしたね、図書館報。班活だけでなく、生徒会も活発に活動していてすばらしい。


  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月19日18:04

2/18(火)電気 

校内にたくさん電気がつきました。
しごとが夜遅くなったとき、すでに当然廊下や教室の電気は消えているので、暗い中を移動するのが普通でした。研究室の戸締りをして、ストーブと電気を消して部屋の外に出るのですが、廊下の電気をつけに行くのは面倒なので、スマホや懐中電灯の明かりをつけて研究室のカギをしめ、暗い廊下を玄関まで移動します。いや、ほんとに。廊下や階段の電気をつければいいんです。別につけちゃいけないわけではなくて、ただ、
階段の電気のスイッチどこだっけ??って壁をまさぐっているくらいなら、暗い中降りてった方が早かったりして結局電気をつけずに暗い中移動するのが常でした。階段が怖くて、そろりそろりと足を下ろしていきます。階段の電気つければいいんですけどね。昔はキーホルダーにちっちゃい懐中電灯をぶら下げたりしていましたが、今はなんでもスマホで事足りるので、スマホの懐中電灯で照らしながら移動します。もう慣れちゃってて、それが当たり前になっていました。
 が、先生方から、「暗くて危ないじゃないか。」とのお声が上がりました。ええ、危ないですよね。知ってます。何回か階段踏み外したこともあります。不便を当たり前と思っちゃダメですね。先生方の声を聞いた事務長以下事務室の精鋭部隊が校内のあちこちに人感センサー付きの電気をつけてくれました。ありがたいです。もう暗くないです。スマホの懐中電灯つけなくて大丈夫になりました。本当にありがたいです。





  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月18日17:38

2/10(月)前期入試

 本日は定時制の前期選抜が行われました。学校はお休みです。在校生は登校禁止です。
 自慢じゃないのですが、全県の定時制で唯一一倍を超えています。20名定員のところ24名の受検生がいました。今年から長野県の高校入試は改変があり、前期入試に学力検査、後期入試に面接がすべての学校で導入されます。そのため、段取りも去年までと違って、打ち合わせに気を遣いました。
 朝、8時40分からの受付でしたが、20分前にはちらほらと受検生の姿が見え始めました。後期入試を受けようと思っている皆さん。受付は時間通りに始まることが多いです。早く来なくて大丈夫です。受付時間の30分以上前に着いちゃうと凍えますよ。
 受付開始後10分くらいで全員が受付を通りました。今日は本校では学力検査と面接を行いましたが、全員しっかりと受けることができました。
お疲れさまでした。




  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月10日19:04

2/6(木)昨日の余波と偶然の交錯

 

昨日の台湾交流の様子を信濃毎日新聞に載せていただきました。楽しそうに書道をする様子の写真も添えて。ありがとうございます。いい雰囲気の交流だったのが伝わったかと思います。SBCラジオさんにも取材していただいて、生放送で生徒の感想を放送していただきました。生放送だったので、現場にいた我々は聞けなかったのですが、今日PTA理事会にお見えになっていたPTA会長さんがちょうど放送を聞いておられたそうで、いい交流をしていますね、と言っていただきました。
 今日は午前中は先生方と面談、午後は全県の定時制通信制振興会のオンライン会議がありました。感染症が流行りやすい時期であること、前期入試直前であることから今年はオンライン開催になりました。
 夕方17時30分からのPTA理事会の前に演劇班の冬公演を見に行きました。今日はLHRがあったため開演が遅く、私は一本しか見られませんでしたが、4本のオムニバス形式で結構お客さんも入っていました。役者さんが前に見た時より格段に上手になっていて驚きました。演劇班も活発に活動していて何より何より。

  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月06日20:10

2/5(水)台湾からのお客様

台北市の私立延平高級中学から生徒48名と先生方6名がお見えになりました。おりしも雪。上田はたいして降るわけではないのですが、朝はうっすらと3センチくらいの積雪がありました。旅行隊の皆様は昨晩諏訪湖畔に宿泊だったそうです。諏訪ー上田間は、夏場であれば新和田トンネルを通って峠を越えて下道で行くのが手軽なのですが、大寒波とあっては峠越えはちと怖いような気がします。そういうわけで(しょうか)高速を使っての移動でしたが、高速が雪のため50キロ規制がかかっていて、また高速をおりてからも渋滞していたとのことで、予定時刻より30分遅れての到着でした。歓迎セレモニーは双方からのあいさつに加えて生徒のプレゼンとパフォーマンスでした。学校紹介や学校生活の様子、さらに台湾の生徒さんは日台の伝統芸能比較のプレゼンと台湾のGIANT GROUPという自転車製造企業の取組に関するプレゼンを発表してくれました。
どこの国でも探究的な学習をしているのですね。本校のパフォーマンスは室内楽班が担当しました。随行された方が、とても感動した、と感想を話されていました。
 オープニングセレモニーのあとは授業交流をしたり昼食交流をしたりと一日滞在されました。芸術の授業体験はいつも担当の先生の工夫に感心します。11月の研修旅行で延平高級中学を訪問したクラスとの交流では、生徒が企画したクイズ大会などが行われてとても盛り上がっていました。
 15時のお見送りはとても名残惜しそうに手を振っていました。楽しい一日になって良かったと思います。実行委員の皆さん、担当の先生方、ありがとうございました。

 
  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月05日19:46

2/3(月)卒業50周年でご寄付をいただく

 年度末の先生方との面談を始めました。先生方お一人お一人とお話をします。先生方がいかに一生懸命生徒と向き合って授業を工夫し、担当のお仕事に取り組んでいただいているか、改めて認識するいい機会です。いつもありがとうございます。
 昼前に72期の同窓生の皆様6名がおいでになりました。本校の同窓会は卒業後30周年、50周年に学校に寄付を贈ってくださいます。昭和49年(1974年)のご卒業とのことです。8クラスあったこと、まだ各クラスに女子は5,6人しかいなかったこと、校舎はまだ古い校舎で廊下にバケツの水をザーッと空けて掃除をしていたことなどお話くださいました。
 100万円を超える多額のご寄付を集めていただきました。「各クラス15万円ってノルマにしたんだけどね、皆さん母校のためにって快く出してくれたし、これを機会に同級会ができたりして良かったよ。」ととてもあたたかいお言葉でした。
 本当にありがとうございます。生徒のために大事に使わせていただきます。




  


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月03日19:20

2/1(土)GS報告会

本日は年に一度のGS報告会でした。2年生全員がこれまでの探究の成果を報告します。今年の2年生のGSは時間を揃えて全教員が担当しました。これまでより手厚いサポートができたように思います。そのせいか校外に出かけたり校内でイベントを企画したり何らかの活動に結びつけられた生徒が例年より多くみられました。みんな楽しそうに発表していました。
 1人の男子生徒のテーマはなんで古典を勉強するのか。だいたい古典なんて学んでも使わないし、たとえば思考力を、高めるのか目的なら他の科目だっていいのではないか。じゃあ受験に使うからだけ?オーディエンスの一年生と国語の先生も交えてあれこれ考えましたが、これぞ、という彼が納得する答えには辿り着けませんでした。自分自身は何で古典学ぶなんて考えたことなかったなー。
 そりゃあね、あるんですよ。もちろん知ってた方が人生が豊かになるし、海外で日本文化を語る時には必須の教養なのです。でもそういう答えでは納得してもらえんのです。たださー、そこでは言えなかったんですけど、学ぶことって役に立つかどうかだけじゃないと思うんですよね。先日の型破りな教室で哲学に目覚めて学びを深めていく子のように学ぶことそれ自体が楽しければ何で学ぶかなんて考えないのかもしれないな、、、なんて思ったり。  
 でも、答えは見つからなかったけど一緒に議論したみんなも面白かった、って言ってたのでそれはそれでよかったかな。
 

   


Posted by 上田高校校長. at 2025年02月01日22:42